お知らせ

生活環境学科の鎌田ゼミが南船場の社屋ビルのリノベーションとエリアブランディングを提案しました。

| お知らせ

生活環境学科の鎌田ゼミは「株式会社ワンズ」から社屋のリノベーション提案の依頼を受け、2025年4月から学生6人とともに検討を進めてきました。

学生たちは単なるビルの改修にとどまらず、社屋が立地する南船場全体の価値を高めることを目指し、「エリアブランディングリノベーション」という新しい手法を提案しました。

提案にあたり、南船場の歴史や街並みを調査。戦後に繊維問屋街として発展した地域の特色を活かすことを重視して「戦後の繊維問屋街のイメージを継承するサインフラッグを用いたストリートデザイン」や、地域に点在するストリート沿いの『ゴミ置き場』を地域資源としてとらえ「アートの力で美しいゴミ置き場へと変えることでゴミの散乱や落書きのない景観を創出」することを提案しました。

また、社屋のリノベーションでは、「豊臣秀吉による大阪城築城時の商人移住により形成された町の成り立ち」と「水都と呼ばれた水運の歴史と、現在も残る碁盤の目状の町割り」

に配慮し、歴史性を視覚的に表現する内外装デザインを提案しました。

提案後、株式会社ワンズの社長やスタッフと協議を重ね、学生たちの提案を生かした具体的なデザインを進めることが決定しました。

今後、このプロジェクトは後輩の学生に引き継がれ、他研究室も加わることで、より広がりのある取り組みとして展開していく予定です。