研究インテグリティ

倫理審査

研究倫理とは

研究倫理とは、研究者が実施する研究が、倫理的に適切であることを保証するための枠組みです。研究倫理には、研究に参加する人々の権利やプライバシーの保護、研究成果の公正さや透明性、そして科学的な誠実さなどが含まれます。

研究倫理は、研究が社会的に受け入れられ、信頼性が高く、実際に役立つ成果を生み出すために不可欠な概念です。そういう意味で、研究倫理は、研究者だけでなく、研究に関わる全ての人々が共有すべき価値観であるということができます。

研究倫理の必要性

本学の研究倫理においては、ヘルシンキ宣言(1964年)に基づき、文部科学省、厚生労働省及び経済産業省が定めた「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」に則り、「武庫川女子大学・武庫川女子大学短期大学部研究倫理規程」及び「武庫川女子大学・武庫川女子大学短期大学部研究倫理委員会規程」を定めており、研究者の行動及び態度について、個人の生命、尊厳及び基本的人権を重んじ、科学的かつ社会的に妥当な方法手段で、その研究を遂行するという原則を定めています。そして本学の研究者は、これらの原則と規程を守ることが求められています。

以上を遵守することで、研究者は高品質で倫理的な研究を行うことができ、ひいてはさまざまな研究上のトラブルから研究者の身を守ることにもなるのです。

本学の研究倫理審査体制

 研究倫理審査を請求する場合、研究倫理委員会に対して、研究開始前に研究計画を申請しなければなりません。研究倫理委員会で審査し、学長に承認されて初めて、研究を開始できます。