文化庁委託業務「トルコ共和国における歴史的市街地の復興に関する拠点交流事業」を実施中!(2024年4月~)
2023年2月6日(月)にトルコ南東部を震源とする地震が発生し、甚大な被害が発生しました。古代セレウコス朝シリアの首都アンティオキアであった歴史都市アンタキヤでも、多くの文化財建造物が崩壊し、歴史ある旧市街の町並みは壊滅状態となりました。
武庫川女子大学建築学部・大学院建築学研究科は、文化庁から令和6年度文化遺産保護国際貢献事業(文化遺産国際協力拠点交流事業)「トルコ共和国における歴史的市街地の復興に関する拠点交流事業」を受託し、歴史的市街地の復興における都市景観形成を担うトルコ人若手専門家の人材育成を行うことを目的として、アンタキヤ旧市街の復興都市デザインを提案する拠点交流事業を実施しています。
「アンタキヤ現地調査ワークショップ」
2024年5月28日(火)~30日(木)
参加者:武庫川女子大学専門家2名、バフチェシヒル大学若手専門家2名、ムラツ・ドゥンダル教授
トルコ・バフチェシヒル大学の若手専門家2名とともに、アンタキヤの町を歩きながら被災状況や復旧状況を把握しました。バフチェシヒル大学建築デザイン学部長のムラツ・ドゥンダル教授も同行しました。
「復興都市デザインスタジオ」
2024年9月5日(木)~14日(土)
参加者:武庫川女子大学専門家10名、バフチェシヒル大学若手専門家2名、武庫川女子大学大学院建築学研究科修士2年生25名
トルコ・バフチェシヒル大学の若手専門家2名を武庫川女子大学に招聘し、武庫川女子大学建築・都市デザインスタジオ(一級建築士事務所)にて、アンタキヤ旧市街の復興都市デザインの提案を共同で作成しました。またトルコ人専門家は期間中に京都大学防災研究所、兵庫耐震工学研究センター(E-ディフェンス)、免震研究推進機構(E-Isolation)を訪問し、世界の最先端をいく日本の地震関連実験施設の視察も行いました。
【関連事業リンク①】文化庁 令和5年度緊急的文化遺産保護国際貢献事業(専門家交流)「トルコ共和国における歴史的市街地の復興に関する国際貢献事業」