センター⻑ごあいさつ
大学の使命は「教育」「研究」「社会貢献」です。質の高い研究が質の高い教育に繋がり、また充実した教育から高い研究力が育まれます。教育と研究は表裏一体であり、成果を社会に還元することで社会貢献に繋がります。
研究推進センターは、前身である研究開発支援室を基に、新たに研究推進委員会を設置し、令和6年度からスタートしました。当センターでは、関連する各部局と連携しつつ、各委員会の管理・運営、総合研究所の研究支援、ポータルサイトの開設・運営など、本学の研究力の向上を目指しています。科学研究費助成事業(科研費)をはじめとする競争的研究費の獲得を積極的に支援すると共に、それら公的研究費の適正な執行を図り、研究不正のない大学の維持に力を注ぎます。科研費の応募に際して、より良い研究計画調書を作成するための様々な支援策を講じることで、採択率の向上を図るほか、科研費採択後の諸手続ならびに、研究成果報告に至るまでの一連の支援業務を担っていきます。
また、本学における産学官連携の窓口として、企業・官公庁・大学その他団体から提示される様々な研究開発ニーズと本学教員の研究シーズとのマッチング、契約内容についての交渉を行っています。さらに、受託研究費・共同研究費・奨学寄付金の受入れを行うと共に、研究成果の結果として生じる発明などの取扱いや権利化のための特許出願・審査請求および、登録された特許の維持管理など、知的財産の管理・活用に関する業務も担っています。
さらに、令和6年度からは、本学の研究力の更なる向上を目指して、以下の3点を目標に掲げ、実施可能なところから進めています。
研究活動への理解と意欲を高める取組みの推進
研究業績に対する表彰・褒賞制度の創設と運営、研究補助員制度の充実、サバティカル制度の見直し、バイアウト制度の導入など、研究活動を活性化させるための制度設計の構築を目指しています。
研究推進体制の整備:研究支援機能の拡充
「研究シーズの掘り起こし、学部横断的な研究者のマッチング、競争的研究費の応募・獲得の支援、研究に関するFD/セミナーの企画、競争的研究費・研究倫理に関する相談窓口、学内研究者コミュニティの創造、研究推進センター研究員制度の創設と運営、安全保障貿易管理の体制整備と運営」を担う研究拠点となるよう、体制の整備を行っています。
研究活動・成果の発信
個人研究や共同研究、研究所の成果などを発信し、大学の魅力を強くアピールするために、広報室と連携し、メディアを活用して発信力を強化しています。
研究推進センター長
松井 徳光