お知らせ

薬学部崎谷愛未助手が第16回次世代を担う若手のための医療薬科学シンポジウムで優秀発表賞を受賞しました。

 本学薬学部助手の崎谷愛未先生が、第16回次世代を担う若手医療薬科学シンポジウムで優秀発表賞(YCPS 2022 Best Presentation Award)を受賞し、医療薬学フォーラム2023で受賞講演を行い、表彰されました。

 講演題目は、「Development of a safe novel therapeutic strategy using zinc for estrogen receptor-positive breast cancer」です。

 崎谷先生は、2021年4月に本学に着任後、薬剤学研究室(中瀬朋夏教授主宰)に所属し、卒業研究で配属された学生とともに、乳がんの新たな治療方法の開発に関する研究を進めてきました。その中で、現行の乳がん薬物治療の欠点を、人間の体に欠かせない栄養成分である亜鉛とその輸送を担う亜鉛トランスポーターの働きを利用して、重篤な副作用なく克服することに成功しました。患者に優しく、効果が高い新治療法として、早期実用化が期待されています。

 崎谷先生は、「受賞できましたこと、大変うれしいです。中瀬朋夏先生をはじめとする薬剤学研究室の皆様の支援に感謝申し上げます。今後も乳がん治療に貢献できるよう、研究室の皆さんとより一層精進していきます。」と話しています。

発表の様子


崎谷先生おめでとうございます。

 本賞は、日本薬学会医療薬科学部会の趣旨を踏まえ、36歳未満の若手研究者•薬剤師を対象とし、厳正な審査の結果、臨床研究および医療志向性の強い研究であり、科学的に優れた演題の発表者に贈られました。受賞者一覧はこちら。